孤独にプレイするゲームとは対照的に、
広いスタジアムの大歓声の中で対戦するのが、
eスポーツ(エレクトリック・スポーツ)である。
実際のスポーツ大会と変わらないほど、
世界各地で熱狂的に支持されている。
大きな大会で勝ち抜けば、莫大な優勝賞金、
大企業とのスポンサー契約、多額のイベント出演料など、
「プロゲーマー」という職業も成立するほどだ。
現在、国内よりも海外のほうが、
はるかに盛り上がっているけれど、
かつて、日本でも、その先駆けと言える時代があった。
そう、高橋名人と毛利名人がしのぎを削った
ファミコンのシューティング・ゲーム対決である。
・・・でも、華やかな舞台で戦うためには、
あの薄暗い部屋の孤独な練習が必要なのだが。