子どものころ読んだ恐竜図鑑に載っていた
古代の魚シーラカンス。
約6500万年前の白亜紀に絶滅したとされていたんだけど、
ときどき、アフリカ近海やインド洋などで目撃情報があった。
そして、ついに生きた姿が動画に記録されたのが、
21世紀に入ってからだったか。
とても美しいフォルムである。
あの手足のようなヒレの感じは、その後しばらくして、
地上に進出する両生類をほうふつとさせる。
一説によると、その身は脂肪分が多く、
食べるとおなかを壊すとも言われていて、
つまり、それが絶滅をまぬがれた理由だろう。
いつまでも、海底で優雅に泳いでいてほしい。